2022-07-21
近年は「不動産査定サイト」などの一括査定をするサイトも増えて、所有している不動産の査定を希望される方も多くなってきました。
スマホやパソコンから気軽に査定依頼が出来るので、所有している不動産がいくらぐらいの値段がつくのか、気軽に問い合わせることができるのが人気ポイントでしょうか。
では、不動産の売却には大きく分けて2つのやり方があるのをご存じでしょうか?
今日はその2つのやり方の解説とそれぞれのメリットとデメリットをお伝えしていきたいと思います。
不動産の売却方法で、イメージされるのはこの「買取」という方法なのかもしれません。
買取とは、文字通り、不動産業者にその不動産を購入してもらうという方法です。
不動産業者は不動産を買い上げて、リフォームや整地などを手を加えて再販したり、収益物件として賃貸に出したりします。
買取査定、現金一括査定など、こういったセールスコピーのサイトの不動産業者は、この「買取」を行う業者となります。
●買取のメリット●
買取のメリットは、何といってもすぐに購入してもらえるので、不動産を現金化するスピードが早いということです。
不動産会社が直接購入するので、購入希望者を探す手間がかかりません。
銀行融資も事業融資となるので、買取を専門に行っている不動産業者なら、銀行とのやり取りもスムーズです。
とにかく、すぐに売りたい、早く現金が欲しい場合などは、買取での売却は安心です。
最短で3週間ほどで現金が入ってくるケースもあります。
●買取のデメリット●
買取のデメリットとしては、査定価格が低くなるということです。
不動産業者からすれば、買取はいわば「商品仕入れ」なので、そこはシビアな査定をしてきます。
安く購入できれば、そのぶん再販したときの利益も多くなるからです。
市場相場の50~60%ぐらい、物件によっては30%前後まで厳しい査定をしてくるケースもあります。
仲介売買というのは、不動産業者が直接買い取らず、購入するお客様を探して売却していく方法です。
仲介を依頼する不動産業者が広告を出したり、ネットに掲載したりして、買い手を探します。
●仲介売買のメリット●
仲介売買のメリットとしては、不動産業者に買い取ってもらうより高額で売却できる可能性があるということです。
エンドユーザーに直接販売してもらえるので、物件の相場に近い価格で取引される可能性が高いです。
●売買仲介のデメリット●
売買仲介のデメリットとしては、いつ売れるかが分からないということがあります。
すぐにお客様がつけばいいのですが、数週間、数か月、時には数年もの間売れないままの可能性もあります。
いつ売却できるのかが不透明であることが最大のネックであります。
また、購入希望者から価格交渉が入る可能性もあるので、必ず希望金額で売れるとは限りません。
不動産の売却には2つの方法があります。
1つは買取、もう1つは売買仲介です。
どちらもメリット・デメリットがあるので、そこを見極めて、ご自身に合う売却方法を検討しましょう。
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